定期的な保守点検を行っていないお客様は故障が発生した時に高額な故障修理費が発生する事があります。
定期的な保守点検を行っていないお客様のエレベーター ダムウェーター 昇降機 簡易リフトは潤滑油も定期的に注油されていないので摩耗部品が早く摩耗し、本来昇降に必要な電気以上に負荷がかかっている状態での昇降を行っている為巻上機の寿命も早くなります。
またボルトが緩みやすい部分があるのに増し締めされていないので本来の強度が得られないのです。
エレベーターのドアーに台車を当ててそれから動作が悪くなった。
悪くなったと感じた時点で保守点検を行っている会社に連絡して修理または調整を行ってもらう方が良いです。
時間が経過してしまうと歪んだ状態でドアーがスライドして変な形で摩耗してしまうことになってしまいます。
またドアーが正常位置で動いていないと見えない場所にあるスイッチなどに当たりにくくなり最後にはスイッチに当たらなくなってしまう事も考えられます。
古くなったダムウェーターは部品の供給も終わっている物が多いです。
先日、故障修理で伺ったお客様では停止位置がずれると言われて伺いましたが停止位置は確かにずれていました。
スタートの時にモーターがうなる感じの音がして動きが悪い感じもあるそうでしたが伺ったときは停止位置は確かにずれていたけどモーターがうなる感じはしませんでした。
ただ気になったのは【スリップ】を発生させていたのと停止位置のずれ。
調整を行っておきましたが恐らくまだまだ故障は出ると思います。
エレベーターの床材ってどうなっているか?
乗用エレベーターでしたらまずタイルやじゅうたんが敷かれています。
その下に木材や鉄板が敷かれています。
荷物用でしたら縞板鋼板と呼ばれている鉄板で敷かれています。
このように用途によって床材は変わるのですが共通して言えるのは床材は劣化してきます。
雨で濡れたまま入ると雨水が染み込み床材は錆びたり木材が腐食してきます。
錆が多くなると危険な部分になってしまいます。
使わなくなったエレベーター ダムウェーター 昇降機 簡易リフトは安全に撤去を行うのが一番なんですが撤去できない場合やいずれまた使うかも?という場合はエレベーター会社にご相談いただくのが一番です。
費用は必要ですが安全に停止させる方法や撤去までできますので【その後】に使い始める方がスムーズに使い始めることが可能なのです。
放置を続けると電気部品やワイヤーロープに影響ができ使い始めたり経年劣化により事故につながる可能性があります。
定期点検を行っていないお客様から故障修理のご依頼を受けることがよくあります。
故障修理自体は見ることができますが故障修理を行っている最中にタイミング悪くほかの部品(この場合、電子機器が多いのです)が故障してしまうことがあります。
例えば
ドアーの故障でドアーのスイッチを交換するために電源をカットし
交換作業が終わって電源投入を行っても動かないまま。
といった事例がよくあります。
部品交換を行う場合の弊害になる時があります。
エレベーターの故障 修理で呼び出されて行ってみると【もう手遅れ】な場合があります。
これは部品の生産が終わっている、流用部品が無い場合になります。
機械的な故障の場合はなんとか修理する事が出来ても部品交換を要する故障修理の場合は部品のある、無いによって変わってきます。
修理に来たのですぐに動かせる状態にはならない事もあります。
この商品を何日までに出荷しないとダメとか言われても動かせないんです。
急な故障修理で判明した部品交換
部品を交換しないと動かない事態に発展したので大慌てで部品を手配しようとしましたが生産が中止されていたり納期が3か月や半年かかる場合があります。
これらを未然に防ぐために定期点検を行い部品の交換を計画的に行う必要があります。
劣化部品が事前にわかっている場合は見積書をもらって交換の計画を立てる。
納期に時間がかかる部品であってもこの場合なら問題ありませんが定期点検を行っていないエレベーター ダムウェーター 昇降機 簡易リフトで発生した急な故障の場合は不意な停止時間が長くなる場合もあります。
エレベーターの中には【特殊】なものがあります。
例えば
リニアエレベーターは有名です。
電磁石の力でエレベーターを動かしていますが利用者には分からないと思います。
油圧エレベーターでも古い油圧エレベーターの場合は海外のバルブを使っていてすでに流通が終わっている物もあります。
このように【特殊】なものが故障した場合故障修理が可能な場合と不可能な場合があります。
可能な場合は建物ごと改造をすることになります。
この場合建築にかかる費用もプラスされますので大掛かりになります。
不可能な場合は建物の改造が出来ない場合です。
建物の改造が出来なければ対応できない改修工事も存在しています。
油圧エレベーターの油漏れは最初目に見えない程度の漏れから始まり次第に多くなりそのうち着床位置を維持出来ないほどの漏れに発展してしまいます。
実際に利用されている方は気が付かない程度の漏れで報告を受けても「まだ大丈夫」って考えてしまう方が多いのですが早い段階で油漏れの原因箇所が判明しているのであれば早めに交換した方が良いです。
漏れがひどくなり沈下現象が出てくるようになってからでは遅くて工事の仕方も工法も変化してしまう可能性があるのです。